Always "ON"

情報化社会と言う言葉が生まれてほぼ半世紀が経過しました。

今日、我々は情報化社会の発展過程のどこにいるのでしょうか。

振り返ると、『情報化』は我々の生活やビジネスのやり方に大きな変化をもたらしました。一般ユーザーの視点から考えた場合、その『変化と革新』の原動力となったのは、先ず PCでありインターネットであったと思います。そして次の大きな変化の要因は、携帯電話・スマートフォンとモバイル通信網がもたらしたと言えます。

この過程で、デバイス・通信サービス・ソフトウェア、全ての価格が急速に下がり、誰もが利用可能となりました。その結果、『便利』が集団(社会や家庭)の共同所有から、個人が所有・活用できるレベルへと広がり、まるで、鉄道の時代から、マイカーの時代へ突入したような変化がおきました。実際、調査会社によると2012年時点で、携帯電話の全世界の契約数は60億(人口は約70億人)を超えているそうです。また、米国では2012年末にスマートフォンの契約数が携帯契約数全体の50%を超えると言われています。

参考:ITU プレスリリース

しかし、ひょっとすると、我々は未だその『変化と革新の森』の入り口へもたどり着いていないかも知れません。振り返ってみると、このような変化さえもほんの前触れだったと思えるほどの広く深い『森』なのかも知れません。

では、そこにはどのような世界が広がっているのでしょうか?

例えば、携帯電話の特徴の一つは『着信』です。携帯電話により、いつでも、どこでも、特定されたその人が電話を受けることが可能になりました。この特徴は音声ではなくデータが携帯通信網を流れるようになっても変わらない利点です。その特徴を活用し、自分が何かを調べに”行く”のでなく、何かが起こったら知らせに”来てくれる“仕組みを作ることができます。

一方で、スマートフォンは何年か前のPCの性能を持ちながら、ポケットに入り、欲しい時に欲しい情報を手に入れることができます。大袈裟に言えば、誰でも『何でも知っている存在(All-knowing-being)』になれるのです。

これら携帯電話やスマートフォンの特徴が、高感度センサー、M2M (Machine to Machine)、膨大なデータの蓄積と即時的なデータ解析・分析などの技術と密接に連携するようになれば、調べる、買うなど、ユーザー自らがやりたいことを明確に定義し記述しないと動かない現在のシステム環境から、ユーザーのおかれた場所・時間・条件設定から『ユーザーはおそらくこうしたいだろう、こう思うだろう』とシステムが判断し、情報を通知してくれる環境が比較的短期間に実現する可能性は高いと思われます。

こうした進化を伴って、スマートフォン・タブレットは、ますます社会に浸透し、次々と『新しい応用、利用法』が生まれるでしょう。また一方で新しいニーズが生まれ、考えもしなかった技術革新が起き、次の変化へとつながっていくと思います。携帯電話、スマートフォンという1つの切り口をとってみても、『変化と革新の森』は、想像を超えて広く深いと思われます。

こうした『変化と革新の森』でビジネスを営める幸せに感謝しつつも、その『変化と革新』を見逃してはならないという思いから、弊社のキャッチ・フレーズを

『いつでも着信可能 (Always "On")』

としました。自分を見失うことのない範囲で大いに冒険を試み、不連続であろう『変化と革新の森』を十分に探索したいと思っています。

会長 白土 良一

白土サイン